建売の住宅にはどんな人が向いているのかな?実際に購入した人の意見を聞いてみたいな!
「建売か注文住宅かどっちを選ぶべきか中々決められない」
「建売の方が内見できるし間違いはないけど実際にはどうなんだろうメリットやデメリットを具体的に知りたい」
一生の内で最も高い買い物と言われる住宅。戸建 or マンションや建売 or 注文住宅、新築 or 中古など選択肢が多くて選ぶのが大変ですよね。
できれば後悔のない住宅選びがしたい。住宅選びにはメリットとデメリットの双方を理解して自分の生活スタイルに合わせて選ぶ事が大切です。
ちゃんと選ぶことができれば失敗や後悔するリスクを大きく低減する事が可能です。
この記事では実際に建売住宅を購入した私が実体験を基にして建売住宅のメリットやデメリット、どんな人が建売住宅に向いていのかについて紹介します。
建売住宅のメリット
建売住宅のメリットは一般的に下記です。
- 完成したもの実際にみて購入する事ができる
- 手頃な値段設定
- 入居までの時間が短い
- 土地と建物代金を一括で支払う事ができる
やはり最も大きなメリットは一番目の完成したものを内見して購入する事ができるという点かと思います。注文住宅と比較すると手頃な値段設定となっている点も建売住宅を選ぶ理由の一つになると思います。
実際に建売住宅を購入した私の感想としては、上記以外に下記がよかった点として3つ挙げられます。
- 建築のプロによる間違いのない間取りや導線設計
- オーソドックスで無難なデザイン
- 周辺住宅の目線に配慮した窓の配置
特に1と3についてはとても満足しています。1についてはやはり素人がデザインするよりもプロが売れるように作る方が適切に便利に設計されているという事です。とても無駄がなく、かつ生活導線がしっかり配慮されていてとても住みやすいです。
2についてはデザインにこだわる人にとってはデメリットかもしれません。私は家のデザインよりも家の場所や快適さを重視したので個性的でおしゃれなデザイン性は捨てました。
3についてはこれもさすがプロの設計だと思います。建売住宅の場合一気に周辺の住宅も設計、建築しますので土地の形や周辺の住宅との兼ね合いを計算の上で造る事ができます。その為、近所の住宅の人と目が合わないように窓の配置がデザインされており、とてもプライバシーが重視されていて住みやすいです。特に女性の方にとっては着替えのタイミングなどストレスが少なくなるのではないかと思います。
建売住宅のデメリット
一般的な建売住宅のデメリットは下記の通りです。
- 思い通りの間取りにできない
- 内装デザインにこだわる事ができない
- 周辺の住宅と同じような外観となり個性が発揮できない
- 外観、内装共にオーソドックス過ぎて味気ない
やはりデザインに関する事がほとんどですね。注文住宅の良いところは思い通りのデザインで家が造れる所ですから当然と言えば当然です。
上記と併せて私が考えるデメリットは下記の通りです。
- 日当たりを最大化することができない
- 設置されている設備が超普通
- 日当たりを求めると価格が高くなる
- デザインが普通過ぎて友達を呼んでもドヤれない
私は上記のデザイン性と併せて1、4が大きなデメリットだと思います。
1日当たりを最大化することができない
建売住宅はパッケージ化されたデザインで設計されるのでそれぞれの住宅で日当たりを最大化する事はしません。また、周辺住宅を配慮したプライバシーを重視した設計となるため自分の家だけ窓が大きく、天窓が付いてるみたいな事はないです。一方注文住宅であれば日当たりの悪い土地であっても日当たりを重視したければ最大限採光のとれるデザインで設計してもらえると思います。その辺りの自由度は注文住宅が強いなと思います。
2設置されている設備が超普通
洗面台やキッチン、浴室設備、トイレなどの住宅設備がいたって超普通です。新しめのアパートに住んだ事がある方ならほとんど変わらないのではないかと思います。(もちろん家のグレードにもよりますが)住宅メーカーが価格を抑える為に一括して仕入れる為、安っぽくなりがちだと思います。
3は1と似ていますが、日当たりが限られる以上、当然日当たりの良い家は高くなります。特に南側道路や南東の角地などは北側道路の住宅と比較すると1.5倍ぐらい高くなるのではないでしょうか。
4については折角家を買ったのだから友達を呼んで「すごい!」とか「いい家っ!」って心から褒め称えてほしいですよね。でも残念ながら建売住宅では普通過ぎてそこまでの感動を与える事ができません。実際注文住宅のお洒落な内装の友達の家は見応があり、羨ましがられますが、建売住宅の我が家ではキレイとは言ってくれますが、そこまで感動されてないのがわかります(笑)
もちろん我が家も新築でキレイなのと、インパクトのあるお洒落な壁紙は良いのですが、間取りや細部のデザインがお世辞でも『超普通』な為、胸を張って見せびらかす事はできないのです。
建売住宅に向いている人は?
ここまでの一般的なメリット、デメリットに加えて実際に建売住宅購入者である私が考えるメリット、デメリットも併せて紹介しました。
では実際に建売住宅に向いている人とはどのような人でしょうか?私が思いつく限りを以下に挙げてみたいと思います。
- 住宅の価格を安価に抑えたい
- 予算の中で利便性や立地を重視したい
- 完成したものを見て購入を決めたい
- 住宅購入から入居までの期間を短くしたい(そんなにこだわりないから面倒な打ち合わせとかを省きたい)
- 間取りや導線設計、周辺住宅とのプライバシー保護において失敗したくない
- デザインにこだわりがなくそれなりの水準であればOKの人
- 住宅選びにおける取捨選択がしっかりできている人で上記に当てはまる人
建売住宅に住んでみて私的合う合わないの基準は
『何かを捨ててでもおしゃれな家に住みたいか?』
『友達や近所の人に対してドヤることを捨てられるか?』
『常におしゃれな環境に身を置いて満足していたいか』
この3つの質問に対してYES→NO→YESの人は注文住宅を買うべきです。これって家を選ぶにあたって私はそれなりに重要だと思うんですよね。注文住宅の良い所ってやっぱりデザイン性だと思いますのでガマンして建売の超普通の内装の家に住むと極端な話多分1年ぐらいで自分の家の事が嫌いになってくると思うんですよね。なので折角一生の買い物をするのであればデザインだけは後悔したくない!!って人は注文住宅を買うべきだと個人的に思います。
注文住宅にする場合、利便性を重視しようとすると高くなりますし、価格を抑える場合は田舎へ行かないと抑えられません。自分好みのデザインに走りすぎると採光が取りづらかったり、近所との目線に配慮できてなかったりするので色々難しいと思いますが、それでもデザインで後悔したくなければいくべきだと建売住宅を買ったからこそ思うのです。
私もたまに注文住宅のおしゃれな内装は羨ましいなと思うことがあるからです。建売住宅では決して手に入らない自分好みのこだわりの家です。それでも私は利便性と立地、価格を重視し、デザイン性は捨てたのです。自分に必要なものを明確にしたからこそ、自分が欲しいメリットがデメリットを上回っているので納得できていますし、家が好きになれています。
なので住宅を選ぶ際にはまずは必要なものと不要なものを明確にしておくことを強くオススメします。
まとめ
建売住宅のメリット、デメリットについて一般論と実際の購入者としての目線で記載しました。
どんな住宅にも一長一短あり、完璧な家というのは存在しないと思いますので、必要なものと不要なものをじっくりと検討すべきだと思います。
実際には建売住宅に住んでいる感想としては私は全く問題ないです。特に注文住宅と違い完成品を見て購入しているので購入後のギャップが少ないですし、周辺住居との位置関係が絶妙にデザインされている点は本当に良いと思っています。
ご自身やご家族の生活スタイルや趣味趣向に合わせてメリット、デメリットを鑑みて選択頂ければと思います。
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