私の中でオワコン化したアップルウォッチについて

アップルウォッチにはすごく近未来的なかっこよさから魅力があり購入を悩む方多いですよね。ただし、数万円の出費に対して本当に自分にとって必要なのか、何ができるのか、使いこなせるのかわからず躊躇している人もたくさんいると思います。

この記事ではそんな方々に向けて実際にアップルウォッチを買って使ってみた感想をご紹介します。ただしタイトルの通り購入を後押しするような内容ではないので前向きに購入を検討したい方には合わないかもしれませんが、ネガティブな意見も取り入れて検討したいという方にはオススメの内容だと思います。

なお、下記の内容には私自身の主観が大いに反映されているということをご理解いただき一個人の意見としてご参考として頂けるとありがたいです。

【結論】私にはアップルウォッチは不要だった

購入して約4ヶ月で今や普通の腕時計に切り替わっています。理由は普通の腕時計の方が便利で楽でかっこいいからです。

やはりあの近未来感の魅力に目が眩んで必要性の判断基準がユルユルになっていたのは否定できません。買って後悔している訳ではないですが、買わなくてもよかったと思える製品です。

購入する前はあんなに魅力的に見えたアップルウォッチも購入してみると意外と不便で使いづらく、正直な感想として「たいした製品ではないな」と思ってしまっていました。購入前と後で感じた製品機能のギャップについて下記に記載します。

ちなみに私が購入したアップルウォッチはApple WatchSEです。

購入前後のギャップを列挙

定期の代わりとして改札でアップルをピッ！ってしたかった

なぜかアップルウォッチとiphoneでは同じ定期を共有することがができません。なので元々スマホの中になる定期券をアップルウォッチに移すとスマホで定期券が使えなくなります。これではアップルウォッチを持っていかない日やアップルウォッチの充電が切れたらどうなるのか。(怖くて試してないですが…)
また、もう一つ不便な点として右利きの人は時計を左手に付けるが改札は右手側にあるのでとても不便です。

スマホのロックを解除できる機能

この機能自体はできるけどあくまでiPhoneを開く時だけです。アプリ等でフェイスIDの認証が必要な時には使えないのです。また機能も反応が悪い時が多く、アップルウォッチを付けていても結局iphoneで暗証番号を入力する場面が多かったです。

音楽の音量を手元で切り替えられる機能

これも機能としはできるけどまず私の場合だいたいスマホを手に持っている頻度が多く(スマホをずっとポケットに入れて音楽だけ聴いている機会が少ない)結局この機能を駆使する機会はありませんでした。また、アップルウォッチの操作ベゼルの反応が悪いので結局ポケットから取り出して音量調節した方が早いなんていうことも多く、ストレスを感じました。

せめて時計としては使いたい

アップルウォッチの電池を長持させる為に手を傾けた時だけ画面表示する機能を使うと思いますが、この機能に設定すると荷物持っている時等で手を傾けることができない時が意外と多く何やかんやで確認ができなくてストレスを感じました。時計としてすら満足に機能を果たさないことでアップルウォッチの魅力が大きく下がりました。

アップルウォッチでスマートに決済したい

この機能も使えるには使えるが反応が悪いです。特に自販機のSuica機能の反応が悪く使いづらかったです。PayPayも読み込みに時間が掛かることで結局iPhoneで起動させた方が早かった時が多くほとんどまともに使えなかったです。たまのコンビニのレジでジュースを決済する時にはちょうど良いかなと思うぐらいです。

運動管理機能についての感想

全然使っていない（私は）。元々この機能自体に興味がなかったことから掘り下げることもせず使っていません。面白かったのは電動自転車に乗っていても勝手にワークアウトにカウントされている点ですね。(全然運動になってないwww)

ストップウォッチ機能について

充電を長持ちさせるために一定時間で画面が消えるので見たい時やストップウォッチを止めたいタイミングで画面が消えているというストップウォッチとして致命的な使いづらさでした。時間計測を止めたくても暗証番号入力して止められず、とかです。とてもストレスを感じました。

トランシーバー機能で簡単に連絡がとれる筈だったこと

なぜか相手のアップルウォッチが同期されずそのまま放置しました。解決策を検索して試してみましたが、症状は改善しませんでした。（これは私の問題かもしれませんが…）

充電の持ち具合について〜旅行とか出張とか〜

充電すること、充電器を用意することはやっぱりめんどくさいです。充電は2日以上持ちません。iPhoneやipadと異なる充電方式のため出張や旅行の時はアップルウォッチ用の充電器をわざわざ持っていかないといけないのがとても億劫ですし、充電器を忘れると最悪です。この点で普通の時計の方がいいなと思ってしまいます。

LINEをアップルウォッチで確認できる機能

通知設定次第では送られてきたLINEの本文に辿り着くまでに手間がかかるので普通にスマホで見たほうが早かったです。またファイルなどは表示されないものが多いので結局スマホで見るしかない場合があり、アップルウォッチで確認する必要性はほぼありませんでした。

その他のアプリについて

アップルウォッチのアプリはアップルウォッチのみで完結するアプリが少ない印象です。操作に関しては結局スマホを使うことからわざわざアップルウォッチのアプリを利用する必要性が低いように感じます。

なぜ買ったのか？

ではなぜ買ったのかというと、やはり先進的で新しい製品は何かと使ってみたいという気持ちになったからというのが大きな理由です。特にこれができるからとかこれがしたいからと言った具体的な理由はなく買ってしまいました。

一応私も衝動買いを避ける為に3、4回買いたい波を乗り過ごして考えた末に買ったので少なくとも店頭で見て衝動的に買ってしまったということではないのですが、買いたいという火種が燻り続けて結局消すことができなかったのです。

確かに購入後1カ月ぐらいはウキウキでした。カバーやバンドを選んだり、何ができるのか色々触ってみたりしました。少し不便でも使いこなせるようになると思いました。

しかし残念ながら期待通りにはいきませんでした。特に私が期待していたのは上記に挙げた数々の機能を腕時計でスマートに行うことでしたが、それらがことごとく調子が悪く、結局スマホでの操作の方が便利なシーンが多かった為に残念な買い物になってしまったのですね。むしろせっかく買ったのだからと使いづらいけど無理してアップルウォッチをつけて行っていた感もあります。

なので今では普通のアナログ時計をつけています。アナログ時計は時計としての機能はバッチリで充電の必要はありませんので。

そもそもスマートウォッチを買う時に誰しも一回は本当に使うのだろうかという壁にぶち当たりますよね。そんなに出来る事多くなさそう。運動や健康の管理、必要ないよね。高いし。でも買いました。アップル製品のそんなついつい買いたくなるデザイン性や魅力はすごいなと思います。

現在の私の意見としては申し訳ないですが少なくとも生活を一変させるようなインパクトがある製品ではないかなと思います。

まとめ

アップルウォッチに関して実際に購入した感想を記載させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか？あくまでも一個人の意見として参考にして頂けると嬉しいです。

もちろんこの記事を読んでも買いたいと思う人は全然良いと思いますよ。モノに求める価値は人それぞれですからね。

今後も皆様にとって有益となる情報を発信できればと思いますのでよろしくお願いします。