ビジネスメールっていきなり送れって言われてもどうやって書いたら良いかわからなくて困る
ビジネスメールって意外と定型的な文面が多いからコツさえ覚えてしまえば時短できるとこだよ!日常業務の中でも必ずといっていいほど関わるからいかに時間をかけずに捌けるかで業務効率が変わってくるよ!
「配属されて急に社外の人に挨拶メールを送らないといけなくなったがビジネスメールのマナーなんてわからないよ、どうしよう」「こんなメールの書き方で失礼大丈夫かな、みんなどうしているのだろう」
ビジネスメールの送信や返信で不安に思う方も多いのではないでしょうか。実はビジネスメールはほとんどが定型の形で対応する事ができるのです。この記事ではすぐにコピペで使えるようにシチュエーション別に例文を紹介!この記事を読めばあなたもベテラン社員同等のメール文章を簡単に作成する事が可能です。
それでは行ってみましょう!
ビジネスメールの基本的なマナー
ビジネスメールは仕入先やお客様など社外の人に対して送るパターンと情報や成果の共有の為などで送る社内向けメールがありますが、どちらも丁寧な言葉遣いと内容で送ることに変わりはありません。
基本的には社会人同士のコミュニケーションですのであくまでも相手を尊重して建設的な文章を心掛けるべきです。
いかに守るべきポイントをまとめます。
- 読みやすく簡潔に書く
- 相手への敬意を記載する
- なるべく口語は使わないようにする
- 日時や場所などは誤解の無いように誰がみてもわかるように記載する
- 相手が何を求めているのかを整理して記載する
- 必ずお礼と相手への気遣いを記載する
ビジネスメールは相手への気遣いがとても大事だね!マナーはしっかり覚えておこう!
読みやすく簡潔に書く
ビジネスメールの場合相手の時間を尊重する事が特に大切です。例えば企業間取引の場合、相手は間違いなく自分と同じく仕事している人ですので、日々時間に追われています。煩雑なメールの処理はなるべく早く終わらせてしまいたいはずです。その為、内容がまとまっていなくて理解に時間を要する文章よりも簡潔で読みやすい文章の方がありがたいです。
コツとしては、一行あたりの文字数を20〜30文字で区切る事と要点はできるだけ箇条書きにする事です。はじめは慣れるまで時間が掛かるかもしれませんが、慣れてしまえば意識せずにできるようになります。
要点を絞って簡潔に書くって難しい・・・
はじめのうちは先輩や上司のメールを共有させてもらって参考にするといいと思うよ!
相手への敬意を記載する
ビジネスメールではたとえ相手に非があったとしても感情的な文面は無意味です。あくまでもビジネスの連絡なので怒りを記載するよりもどうすべきなのか、どうしていくのかをまとめた方が建設的です。また、相手も人間なので関係を悪くしてしまうよりも対応してもらっていることに対して敬意を示す事で将来的に自分が困ったときに助けてくれる人になってもらえる可能性が高まります。
また、上記のような場面以外にも日頃からお世話になっているという感謝の気持ちを持って文章を記載すると良いでしょう。コツはこれから送るメールの文章中で「ありがとうございます」と言える部分を探して記載する事です。
なるべく口語は使わないようにする
相手への敬意を表す為に「OKです」や「いいですよ」などの普段の喋り口調に近い口語はなるべく使用しないようにしましょう。特別なお客様へメッセージ送る際に上記のような言葉遣いはしないですよね。受け取った人が気持ちよく読めるように出来るだけ丁寧な言い回しを使うように気をつけましょう。今ではネットで『○○ 言い換え』などで検索すれば使いたい口語に対する丁寧な言葉を簡単に見つける事が可能です。
日時や場所などは誤解の無いように誰がみてもわかるように記載する
ビジネスではたいていは忙しい人を相手にしていますので時間と場所を間違えることは大きな機会損失につながります。その為誤解や間違いの無いように記載する事が大切です。例として日時にはしっかりと曜日も記載する事や場所は地図などを用いて誰がみてもわかるような形にする事です。また、多忙な人はついつい予定に対する時間や場所を忘れがちですので後々確認しやすいように簡潔に記載すると良いでしょう。
相手が何を求めているのかを整理して記載する
ビジネスメールでは友達との連絡のような内容をわざわざやりとりすることはしません。あくまでも何か必要なことや解決したい事があって連絡をしてくるということを意識する必要があります。相手が知りたいことは何か、解決できることは何か、解決できないのであればどうすれば良いのか(代案の提示)を記載する意識を持つとよいでしょう。
メールを送るときに相手が知りたいこととそれに対する回答を箇条書きで整理すると良いよ
必ずお礼と相手への気遣いを記載する
メールのあたまと結びには相手への気遣いとお礼を述べるようにしましょう。例えば書き出しは「日頃より大変お世話になっております。株式会社〇〇の〇〇です。」や結びでは「お忙しい中申し訳ございませんが何卒、よろしくお願い致します。」のような形です。
この文言があるだけで相手は大切にされているという感覚を持つ事ができます。こういった小さい気遣いの積み重ねがいざというときに大きな力を発揮してくれます。例えば何かトラブルになった時でもこの人なら助けてあげようという気持ちにさせてくれるのです。
ビジネスメールの書き方
さて、では実際にメールを書いてみましょう。上記のことを意識さえすればあとはほとんど定型的な形に収まります。書くべき内容を押さえてメール作成を効率化する事で業務改善につながります。
ビジネスメールの構成について
メールの構成はおおむね下記のような形になっています。
- 宛先
- 件名
- 本文
- 署名
以下に例文と注意すべき点について記載します。
宛先
ビジネスメールを始めて打つ人はccやbccについて意識した事がない方もいらっしゃるのではないでしょうか?cc、bccはビジネスメールを送る際には絶対に必要な項目です。宛先はもちろんわかると思いますが、ccやbccはどのような人を入れるべきでしょうか?以下に例を記載します。
- cc:
あくまでも関係者。「To(宛先)の人に送った事柄について念のため見てください」という意味です。情報共有に使います。TOの人がメインの処理者になる為、ccの人は原則、返信をおこないません。 - bcc:
Toやccの受信者に見えないように連絡する場合に使用します。社内での情報共有や一斉送信の際に使用します。例えば客先へのメールをチーム内で共有する場合などはbccにチームメンバーを入れて送信することで客先はいちいち全員をccに入れて返信しなくても良くなります。
ccやbccの使い方は慣れないうちは先輩や上司に含めるべきひとを質問してみるといいよ!
件名
例)
【御見積依頼】〇〇様向け/△△装置
〇〇様向け□□□に関するお見積書
〇〇工業様|△月□日の集合時間と場所について
【〇〇コーポレーション】お問合せ頂きました件
〇月△日の会議に関する議事と準備事項について
件名は誰がみても用件が伝わるように簡潔で分かりやすい件名が良いです。文字数は20文字程度までに抑えましょう。要件や宛先を【】や/(斜線)、|(パイプ)で区切るとわかりやすいです。また、相手がメールを検索する際にヒットしやすいように工夫してあげる気遣いも大切です。あくまでも件名なのでお久しぶりですやこんにちはなどの文面は記載しないようにしましょう。
相手がメールを検索する際にヒットしやすい工夫というのがまさに気遣いだね!
そうだね!相手の検索性を向上させることは自分のメールも探しやすくなるから一石二鳥だよ!
本文
メールのメインとなるところです。要点を抑えて簡潔に作成しましょう。以下のような手順で作成すると良いでしょう。
- 書き出し・・・冒頭の会社名や担当者名、自分の名前を記載し、日ごろの感謝を記載します。
- 本文・・・要件を簡潔に記載します。伝える項目が複数ある時はなるべく箇条書きにしましょう。
- 結び・・・不明点に関するフォローと結びの文言を記載します。
- 署名・・・氏名や部署名、会社情報を記載しましょう。署名は荷物の発送時など何かと使えるのなるべく作成しておくと良いです。
上記の内最も変則的な箇所は本文ですが、本文の書き方さえ慣れてしまえばメールを書くするスピードが飛躍的に向上します。本文を効率的に書くことでやりとりする回数も減らすことができるのでいかに本文がわかりやすく簡潔に書けるかによって仕事の効率が変わります。
書き出しや結びはたいていの場合同じもしくは似たような文言が入るのである程度パターン化することが可能と思います。
シチュエーション別ビジネスメール例文
それでは上記点を参考にして例文を記載していきます。ビジネスメールは一見堅苦しく難しそうですが、定型的な文面も多いので慣れない方は以下の例文を参考にしてみてください。
①問合せ対応
例)
件名:【〇〇商事】お問合せ頂きました件について
□□コーポレーション株式会社
△△様
お世話になっております。株式会社〇〇商事の□□です。
この度は弊社製品に関するお問合せを頂きまして誠にありがとうございます。
お問合せ頂きました□□○○という製品について
下記の通りご案内させて頂きます。
ご参照頂きましてご検討を頂けますと幸いです。
□□○○について
弊社製品の□□〇〇は〇〇の△△を××する事を目的とした製品です。
その為、〇〇のような場面において最適な製品であり、
実績としても〇〇や□□での導入実績があります。
今回のお問合せについては××を□□する際の△△を処理したいとのことですが、
□□する際の△△はどのような状態でしょうか?
製品の使用可否や仕様選定を検討の上でご提案させて頂ければと思いますので
差し支えない範囲で構いませんのでご教示頂けますと幸いです。
また、本製品の詳細な仕様や実績については添付のカタログ資料や
下記ウェブサイトよりご覧頂けますので
併せてご参照頂きご検討頂けますと幸いです。
▼□□〇〇製品紹介サイト▼
https://××××-△△△.com
その他ご不明な点やご要望などございましたら
お気軽にお問合わせ頂けますと幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。
②初めての挨拶
例)
件名:新規配属のご挨拶
□□コーポレーション
営業2課
△△様
日頃より大変お世話になっております。〇〇商事株式会社の□○と申します。
この度、○△□部の方へ配属となり、貴社の担当となりましたので
ご挨拶のご連絡をさせて頂きます。
貴社には日頃より△△△や〇〇□□といった製品にて
ご愛顧頂いており、誠にありがとうございます。
もし、当該製品について不具合やご不明な点などございましたら
お気軽にお問合せ頂けますと幸いです。
また、その他の〇〇や△□に関することなど
改善したい内容やご要望などございましたら
弊社の方でもサポートできる事が多いと思いますので
お気軽にお問合せ頂けますと幸いです。
それでは、今後とも何卒、よろしくお願い致します。
③依頼・お願い
例)
件名:【見積依頼】愛知県某〇〇工場様/□□△装置
〇〇エンジニアリング株式会社
△□様
日頃よりお世話になっております。〇〇△株式会社□□です。
掲題の件で、下記仕様にてお見積をお願い致します。
希望仕様
・型式
・材質
・仕様
・場所 ××○県〇〇市
・数量 2式
・希望納期 △月中
△月〇〇日までにお見積を頂けますと助かりますが、
いかがでしょうか?
お忙しい所申し訳ございませんが、
ご対応頂けますと幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。
④日程打診
例)
件名:〇〇工業様|現地打合せ日程について
○×産業株式会社
□□様
お世話になっております。△□商事の〇〇です。
先日ご相談させて頂きました〇〇工業様について
現地でのお打合せのご要望をいただいております。
つきましては、下記日程にてご都合いかがでしょうか?
・□月○△日(木)10:00〜
・□月△○日(金)13:00〜
●打合せ内容
製品紹介、見積仕様の摺り合わせ、現地確認
●所要時間
2H程を想定しております。
お忙しい所申し訳ございませんが、
ご検討頂けますと幸いです。
ご不明な点やご要望などございましたら
お気軽にお問いわせ下さい。
何卒、よろしくお願い致します。
⑤催促
例)
件名: 〇〇□産業様の△△の件
お世話になっております。株式会社〇〇□□の○△です。
先日依頼させて頂きました△△のお見積の件、
ご進捗いかがでしょうか?
客先より改めて催促のご連絡を頂いておりますので
ご提出日程についてご連絡を頂けますと幸いです。
お忙しいところ申し訳ございませんが、
ご対応頂けますと幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。
⑥質問
例)
件名: ○〇に関する件
お世話になっております。株式会社〇〇コーポレーションの□□です。
貴社製品の〇×□という製品に関して下記の通りご質問を頂いております。
ご確認の上ご回答頂けますと幸いです。
【ご質問内容】
貴社お取り扱いの〇×□という製品について
メンテナンスの手順と注意点についてご教示頂けますでしょうか?
また、作業手順書のような資料があれば併せて送付頂けますと幸いです。
お忙しいところ申し訳ございませんが、
ご対応頂けますと幸いです。
何卒、よろしくお願い致します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ビジネスメールって堅苦しくて難しい印象がありますが、意外と定型的な文面が多く、コツさえ理解してしまえば後は内容を変えるだけなので時短化しやすい部分です。特にメールは社会人としての業務の中で必ずと言っていいほど関わる業務の一つです。ここを時短化できれば他の業務に時間を配分できたり、定時帰宅率の向上にもつながると思いますので是非この記事を参考にしてビジネスメールの作成に慣れて頂ければと思います。
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