サーフィン歴13年の私が今まで見てきた中で特におすすめのムービーを紹介します!!
今年でサーフィン歴13年になる私は過去にオーストラリアのクーランガッタという場所で2年間毎日サーフィンをする生活を送りました。サーフィン以外の娯楽の少ない土地だったのでとにかくサーフムービーを見まくりました。そこでは日本人の人も多く、当時みんな外付けのHDDの中にいろんな映画やら動画を保存しており、それを交換しあいながら娯楽を共有していました。「最近こんな動画ゲットしたよ!」みたいな形ですぐにPCを持って行って動画を貰ってシェアハウスのみんなで見るみたいな生活でした。なので結構マニアックなサーフ動画まで知っているつもりです。
今回はその中でも厳選した何回でも見たいサーフィン動画BEST3を紹介したいと思います。
なんとか3つともYoutubeで見つける事ができたので無料でご覧いただけます!
この動画を見ればすぐにサーフボードを抱えて海に行きたくなるでしょう!さぁ海に行こう!!
旅をテーマにしたサーフムービー 『Castle in the sky』
まずはサーフィン映画監督で有名なテイラー・スティールの作品です。テイラー・スティールの作品は他にもロブ・マチャド主演の「Drifter」や前作となる「Shipping Jetstreams」などが有名ですが、私はこの「Castle in the sky」がおススメです。
本作は「まだ見たことが無い波でサーフする」をテーマとしたドキュメンタリー調のサーフムービーでアイスランド、インド、ペルー、アフリカという普段サーフムービーで見ることのないレアな場所で割れる極上の波を世界のトッププロのサーファーがサーフィンします。
『あるところに社会から自由になった男がいた。』という語りから各サーファーの物語がはじまります。アイスランドでデーン・レイノルズやダン・マロイ達が大自然の中の極上波で極寒サーフィン。アフリカでジョディ・スミスが。ベトナムではディオン・エジアス、マイク・ロスネスが木のかごでサーフィン。ペルーではロブ・マチャド、クレイ・マルーゾがロングバレルを堪能し、インドではラスタ、カラニ・ロブ 、ミッチー・コラボーンが無人の極上波で遊び尽くします。
旅をテーマとしたゆる系サーフムービーはクラシックのスタイル寄りになりがちですが、本作は演者からもわかる通り、バチバチのトライフィンサーファー達です。各サーファー達の攻めたライディングはトライフィンのショートボーダーには堪らないと思います。
さらにテイラー・スティールの映像がとてもきれいですぐにでも世界を旅したくなるようなロマンを掻き立てる作品です。また、オープニングで使われているYears Around the Sunの曲「Miles Away」は本作限定バージョンでこれもわくわく感を助長します。
私の一押しはクレイグ・アンダーソンが砂漠地帯でサーフィンする映像です。本作のテーマソング「Miles Away」と共に映像がながれ始めるシーンは期待感が最高です。波もサイズがあり見応えがあります。所々少しオンショア気味ですが、トッププロサーファーなので関係なくめちゃめちゃうまいです。彼の流れるようなサーフィンは美しくダイナミックです。
ジャズ音楽との融合がかっこいい 『SPROUT』
おしゃれでかっこいいスタイル系サーフムービー「スプラウト」です。カリフォルニアを拠点とするトーマス・キャンベルの作品です。ジョエル・チューダー、ロブ・マチャド、デイブ・ラスタビッチ、スキップ・フライ、ケリー・スレーター、ジェリー・ロペスとメンバーもとても豪華です。色とりどりのサーフボードがジャズの音楽に合わせて波の上を華麗に走ります。演者ごとのスタイルの違いもよく表現されており、各々がサーフィンで自己を表現する様子がわかります。サーフィン、絵画、音楽がかっこよく合わさったまさに芸術作品のようなサーフムービーです。
ロングボードやシングルフィン、ツインフィンなどのクラシック系の板を乗る人にとっては堪らない作品なのではないでしょうか。
私の好きなシーンは冒頭でいきなりデイブ・ラスタビッチがバレルに入っているシーンです。掘れた厳つい波とそれを乗りこなすラスタ、赤いサーフボードとおしゃれな音楽が見事にマッチしてとてもかっこいいです。
サーフィンって割とロックっぽい音楽が多いけどジャズもとても合ってててかっこいいね!
極上波とWCT選手達の奇跡のコラボ! 『No Contest』
最後はこちら!世界のトッププロWCTサーファーが奇跡の極上波でフリーサーフィンをするとんでもない動画です!2006年にメキシコで開催されたRip Curl Searchという大会中のフリーサーフィンの映像を収めたサーフムービーです。
ほぼ全員が「Best Waves of my life!!(今までで最高の波だ!!)」という程バッチバチにキマッた奇跡の極上波です。見応えのあるサイズ、ロングバレル、ド派手なマニューバーセクションとパーフェクトウェーブと言っても過言ではない完璧な波です。
そしてそんな完璧な波を乗りまくるのが当時のWCT選手達!やばい波とやばいメンツのコラボはまさに奇跡です!何発当てて何発バレル抜けてくるんだ!!っていうぐらい見応えたっぷりです。
出演はタジ・バロウ、コリー・ロペス、cj・ホブグッド、ダミアン・ホブグッド、ビート・ダービッジ、ボビーマルチネス、アンディ・アイアンズ、ジョエル・パーキンソン、ミック・ファニング等々当時のWCTの黄金メンバーですね。
この動画はサーフィンライフという雑誌の付録としてDVD化されていたもので正直そんなに有名な動画ではないのですが、それでも16年経過した今でもYou Tubeにアップされている程コアな人気を誇るサーフムービーです。私も久々にこの動画を見つけたときはテンションが上がりました。当時持っていたデータはほとんど残っていないですし、サーフィン雑誌の付録DVDなんて手に入れようとしても難しいからです。
私のおすすめはアンディ・アイアンズのサーフシーンで21:01から乗り始めるバレルを抜けるところがかっこよすぎます!ハードな音楽ともマッチしていて大きい波に攻めていきたい気分にさせてくれます。
この作品は私が今まで見たサーフムービーの中で波、メンバーなど総評で一番です。ぜひご覧になって感想を共有できたらうれしいです。
こんなすごいメンバーがこんな最高クラスの波でフリーサーフィンするなんて滅多にみられない!ド迫力のロングバレルやマニューバーがすごい!
まとめ
今回は私が特におすすめなサーフィン動画を3つご紹介させて頂きました。テーマ系、スタイル系、コンペ系とそれぞれ異なるジャンルをピックアップしてみました。
サーフィン動画はサーフィンのモチベーションが下がったときや攻めるスイッチを入れたいときなどに役立ちますよね。
またプロのサーフィンを見るだけでも勉強になることが多いですし、何回も巻き戻して見ることでイメージ付けにも有効だと思うのでぜひ色々と参考にしてみてください。
この記事が皆様のサーフィンライフのお役に立てれば幸いです。
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